小倉遊亀展に行ってきました。
会場に足を踏み入れた瞬間に、今日ここへ来たことを後悔しました。もう一時間余裕のある時に来るべきだった。そう思ったのです。
60代~亡くなる105歳で描いた白桃の作品まで順に並んでいましたが、どの絵の前に立ってもそこに描かれている一つ一つがみずみずしく、そっと触れたくなるようなものばかりでした。人物であればその性格までも、洋服であれば布の持つ柔らかさや張りなどの質感であったり、野菜や果物、花はすぐにでも食べたり生けたりできそうな新鮮な感じがありました。
こんなにすてきな一枚を完成させる小倉遊亀さんとはどんな人なのか、私の中で興味がわいてきました。